まもなく刊行予定の…
危機時の社会保障制度群
フランス・日本の視点から
危機に直面する社会保障制度健康・人口・経済・気候の危機に直面する中で、社会保障制度の研究は、フランスと日本の両国において、規範・制度・社会政策の適応のあり方を明らかにする。性質、強度、期間の異なるこれらの危機は、医療・社会サービスの利用者の権利へのアクセスという課題を浮き彫りにする。フランス同様、日本においても、Covid-19の健康危機は、20世紀に受け継がれた社会保障制度の持続可能性と21世紀の要請への必要な適応に関する広範な議論を再燃させた。社会保障制度の負担を将来世代に転嫁させないためにはどうすればよいのか?社会保障制度に持続可能な開発の概念をどのように組み込むことができるのか?危機がますます頻発する状況において、社会保障メカニズムにどのような意味を与え、「社会国家」のモデルはどのようにあるべきか?
本書は、ポワティエ大学のロイック・ルヴォワイエ(公法教授)およびカリーヌ・ミシュレ(公法講師)の学術監修のもと、2023年9月27日から29日にポワティエ大学で開催された国際シンポジウム「危機時における社会保障制度」における議論の成果としてまとめられた。
PURによる出版は2026年第1四半期が予定されている。
学術監修:
ロイック・ルヴォワイエ(ポワティエ大学 公法教授)
カリーヌ・ミシュレ(ポワティエ大学 公法講師)
寄稿者:
サミー・ベンジナ(ポワティエ大学 教授)
ヴァージニー・ドニエ(トゥーロン大学 教授)
アマンダ・デュビュイス(フランス領ポリネシア大学 講師)
井上 武史(関西学院大学 教授、西宮)
木村琢麿(千葉大学 教授)
ロベール・ラフォール(ボルドー政治学院 名誉教授)
ロイック・ルヴォワイエ(ポワティエ大学 教授)
ジャン=フィリップ・ルヌール(ポワティエ大学 教授)
クレール・マゴール(ポワティエ大学 講師)
ナタリー・マルタン=パピノー(ポワティエ大学 講師 HDR)
カリーヌ・ミシュレ(ポワティエ大学 講師)
永野 仁美(上智大学 教授)
中西 優美子(一橋大学 教授)
大津浩(明治大学 教授、東京)
ジャン=マリー・ポンティエ(エクス=マルセイユ大学 名誉教授)
エルヴェ・リハル(アンジェ大学 名誉教授)
柴田 洋二郎(中京大学 教授)