欧州連合と日本:相互の影響と共通の利益に関する比較的視座
Nihon-EuropAプログラム(ピエール=イヴ・モンジャル教授主導)の枠組みにおいて、新たなシンポジウムが2018年3月26日および27日にトゥール大学法学部で開催される。
本学術イベントのテーマは次の通りである:
「欧州連合と日本:相互の影響と共通の利益に関する比較的視座」
本シンポジウムの学術的目的は二重である。第一に、日本側および欧州側の参加者双方を招き、互いの視点を交差させることで議論と交流を深めることを狙いとしている。第二に、テーマ自体が広範かつ学際的であることを意図している。
欧州連合と日本の関係を考察する際、両国間の経済的交流のみに限定すべきではない。確かに、2017年7月6日に締結されたJEFTA(日本・欧州自由貿易協定)に関連して、経済的側面は重要かつ時宜にかなった議題であり、本シンポジウムでも取り上げられる予定である。
しかしながら、我々は議論の幅を広げ、銀行業務、外交、歴史、法制度、社会問題など、より多面的な課題にも目を向けたいと考えている。また、本シンポジウムの学際的側面を強調することも重要である。実際、法学者(公法・私法の専門家)に加え、歴史学者、社会学者、経済学者も本シンポジウムに参加し、総合的な議論を行う予定である。